Legalize It ―解禁せよ。なんてストレートなタイトルか。
ちなみにジャケット写真は、大麻(ガンジャ)が覆い茂っている中でピータートッシュがパイプを吹かしているというもの。
ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズのメンバーで、“歩くカミソリ”と呼ばれた男、ピーター・トッシュの1976年ソロ。78年にはミック・ジャガーとデュエットした「ドント・ルック・バック」をリリース。ローリング・ストーンズと共演も果たしたことから、ロックファンからも熱く支持される。この曲はずばりマリファナの解禁を公然と歌ったもの。へヴィーで時にメロウなルーツ・ロック・レゲエに乗せたメッセージ色濃い本作は、全レゲエファン必聴のレゲエ史上における名曲である。
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Bob Marleyは日本で有名だが、元はWailersとしてデビューしている。その時の初代メンバー「Original Wailers」のメンバーの一人がこのPeter Tosh。
レゲエ・シンガーは星の数ほど存在すれど、自身のアンセムである「I'm The Toughest」で堂々と"激しい自己主張"を宣言したピーター・トッシュに並ぶ者はいないだろう。ボブ・マーリィと共に結成したオリジナル・ウェイラーズに鋭い切れ味をもたらした彼こそが、スカ時代の真のルード・ボーイのアイコンなのだ。
ウェイラーズ初期のレコーディングを特徴づけていたドゥ・ワップから、いち早く抜け出したトッシュは、"Peter Tosh"または、"Peter Touch and The Wailers"名義で「Hoot Nanny Hoot」「Shame And Scandal」「Maga Dog」などをレコーディング。さらにウェイラーズとは別に、後にボブと結婚するリタ・アンダーソンとのレコードも制作している。66年にウェイラーズが活動を一時休止し、ボブが職探しのためにアメリカへ渡ると、トッシュはソロで、またバニー・ウェイラーと組んでシングルをリリース。――しかし、一時マリファナ所持の罪で刑務所暮らしを強いられている。
トッシュとバニーは2ndアルバム発表後、ウェイラーズを脱退。トッシュは自らのレーベルに全力を注ぎ、76年に<ヴァージン・レコード>と契約。ローリング・ストーンズのミック・ジャガーの後押しを受けてリリースしたテンプテーションズのカヴァー「Don't Look Back」が、チャート・インする大ヒットとなった(もっとも、ジャガーの声の方がトッシュより前に出すぎている――と、レゲエ・ファンには評判が悪かったが)。
その後数多くのアルバムを発表しているが、中でも『No Nuclear War』は彼のキャリアでも最高傑作とされ、88年には初の「グラミー賞ベスト・レゲエ・アルバム」に輝いた。――しかしその時すでに、彼は哀しいことに故人であった。87年、彼の自宅を強盗が襲い、銃弾に倒れた後の受賞だったのである。
ボブ・マーリと共にウェイラーズを支えたレゲエ界のカリスマ、“ステッピン・レーザー”(歩くカミソリ)と呼ばれた男、ロック・ファンからも熱く支持されるピーター・トッシュ!
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